神経難病
難病とは、「1.原因がわからず、治療方針も確定したものがなく、かつ、後遺症を残す恐れが少なくない病気で、2.経過は長年にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的にも負担の大きい病気」と定義されます。神経内科が担当する病気には、実はこの難病に該当する疾患が多く、神経難病と呼ばれます。これまで原因不明だった病気の仕組みが明らかにされ、それに応じて新しい治療法が日々開発されています。どうせ治らない病気だからと諦めないで、まずは専門医に相談しましょう。神経難病の多くは国が指定する難病対策事業の対象になっています。指定を受けることで医療費が軽減されることもありますので、ご遠慮なく相談してください。