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てんかんの診断・治療

てんかん発作は、意識がなくなったり、けいれんしたりすることが一般的ですが、それ以外にも実にさまざまな症状がみられ、単に数秒間ボーッとしているだけとか、意識がしっかりしたまま体の一部がけいれんするような発作もあります。以前は子供の病気と考えられていましたが、最近は高齢者になって初めててんかんを発症する方も多いことがわかってきました。診断には、画像検査や脳波検査も大切ですが、発作時の状況について詳しくお聞きすることが重要となります。てんかんと診断された場合は、原因と発作の種類を明らかにして、それぞれに最も適切な治療を行います。抗てんかん薬はイーケプラ®、ビムパット®、フィコンパ®といった新規抗てんかん薬は、古典的な薬剤と比較すると肝機能障害や皮疹、胎児奇形といったリスクが軽減されていますが、ふらつき・眠気などの副作用が生じうるため、モニタリングが必要です。抗てんかん薬は今までの報告では最初の薬剤で約50%が、2剤目で約13%が、3剤目の単剤もしくは併用で4%が発作消失となります。一方で3剤以上の抗てんかん薬治療を実施するも発作抑制が不十分な難治性てんかんと診断される方はてんかん患者の約30%弱に上り、場合によっては外科治療が必要となる方もおられます。

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