頭痛、片頭痛の診断・治療
「ただの頭痛だから大丈夫、つらくても頭痛ぐらいで・・・」と市販薬でやり過ごしていませんか?
日常的に頭痛が起こる、いわゆる“頭痛持ち”の患者さんの中には、専門的な医療機関を受診せず、市販の鎮痛剤を何年にも渡って服用されている方が多くいらっしゃいます。市販の鎮痛剤は気軽に購入出来、便利ですが、服用方法を誤ったり、自己判断で常用してしまうと、効果が感じられなくなったり、新たに薬の多用が原因の頭痛(薬物乱用性頭痛)がおこってしまうということが分かっています。
日頃から頭痛でお悩みの方は成人日本人の約4人に1人と言われており、ありふれた症状ですが、病院に行った方がいい頭痛が2つあります。放っておくと命に関わる「怖い頭痛」と、命には直接影響はないものの、日常生活に大きく支障をきたす「困った頭痛」です。これまでに感じたことのない初めての頭痛は、怖い頭痛、すなわち二次性頭痛の可能性があります。どんな頭痛でも、まずは専門医にご相談ください。一方、何年も苦しんでいる頭痛は、困った頭痛ですが、一次性頭痛(機能性頭痛)と呼ばれ、頭痛薬にもいろいろな種類がありますので、症状に合わせて処方します。頭痛には漢方薬治療が奏功する場合もあり、漢方専門医として、西洋医学だけでなく、東洋医学の知見ももとに患者様それぞれの違った治療を提案させていただきます。頭痛外来は、つらい頭痛に悩まれている方々のための窓口であり、いつもと少し違う、頭痛で困っていることなどがありましたら、お気軽にご相談ください。